The Decisive Strike

Pulvis et umbra sumus.

あれから18年

あれから18年経つ。わたしは36歳になった。

今年から、今まで京都に帰っていたのをやめ、東京の墓に参ることにした。

少し思っていた。そして時代は変わるんじゃないかって。あの日に囚われることから解放されるんじゃないかって。

昔は、いつか父の死を乗り越えることはできるだろうって思ってた。

新しい時代を迎えて、父の死は過去のものになって、そして前を向いて生きていくことができるって思ってた。


でも残念ながらそうではなかった。

父の死は今でも昨日のことのようだ。


今でも冗談であって欲しいって思ってる。

今でもひょっこり帰ってきて欲しいって思ってる。

なんだカズ、お前本当に俺が死んだと思ってたのか?俺は長山だぞ、そんな簡単に死ぬわけなかろう、って言って欲しいって思ってる。

 

そんなことがあるはずもないのに。


わたしには、父の死を乗り換えることはできなかった。

一生このトラウマを抱えて生きていくしかないのだ。


ずっとビクビクしてる、また大切な人が死んでしまうんじゃないかって。

すぐパニックになる。大切な人に連絡がつかないだけで。


心配で不安で、あの時のことが脳裏に蘇る。

近鉄電車に揺られながら、まだわからない、死んだとは限らない、と考えていたあの時のことを。

また誰かを無くすかもしれない、俺は。そう思って心拍数が上がる。

 

これはもう治らないのだろう。

それでもなお、生きねばならない。

日光道中膝栗毛

日光へ

先週末は日本橋から日光を目指して膝栗毛。18kmほど歩いて草加まで行ってチェックポイントとした。やはり膝栗毛は面白い。特に千住を抜けて足立区を通り埼玉に入るまでは風景が色々と変わってとても面白かった。これからは埼玉県をちょこちょこと歩いて宇都宮を目指す。

ウォーハンマー

ウォーハンマーの大会で準優勝したのでモチベが上がっている。ウォーハンマーブログの方にはこんな記事を書いた。

hammer.nagayama.dev

カストーデス、ネクロン、ダークエンジェル、ジーンスティーラーカルトあたりは2000ptずつリストを持っておく予定なので、色々とプラモを買ったり組み立たりしている。

仕事

仕事が忙しくなってくると文章を書く時間も減ってくる。今は特に年間計画などを立てる時期なので、色々と考えることが多くなかなか日常の機微に意識を持っていけない。もうすぐ父の命日だと言うのにな。今年は18年間続いた伝統を覆し、京都には帰らず、墓参りをする予定だ。

1on1は、人間に戻るための場所である

フジイユウジさんが経営している agend.jp というメディアで、1on1が取り上げられた。とても面白いので読んでいない方はぜひご一読を。

agend.jp

わたしはこの記事のインタビュアーであるフジイさんと 1on1 を定期的にしているので、自然とこの記事の話になった。わたしも部下としてあるいは上司として 10 年以上 1on1 をやり続けているので、この件について臆見を述べるとすれば、それは「1on1は、お互いに人間に戻るための場所である」というものだ。

資本主義が生み出した制度である会社で働いている我々は可換的存在である。別にこの仕事それ自体はわたしでなければできないものではない。仕事というものはマクロで見れば資本主義においては半ば自然と発生するものだ。わたしが充しているニッチは、わたしがいなくともいずれ誰かが埋めるだろう。われわれは仕事という文脈においては人間ではなく単なるその運動の一部としてそこに現れる。

けれどもそれだけでは我々は生きていくことができない。完全に固有名を捨てることは我々にはできない。人間性や個別性を忘れることはできない。人間性というものはそもそもが歪みのようなもので、普段は社会人というパリッとした服装でそれを覆い隠しているけれども、社会が生み出した鋼鉄の檻のなかに綺麗に収まり続けるのはやっぱり窮屈なのだ。そして 1on1 は、檻から出てもいい時間なのではないかとわたしは考えている。

だからわたしは 1on1 においては特にアジェンダというものを設けない。普段の 1on1 においては、散歩をして、コーヒーを飲んで、最近どうっすか、すっかり寒いですねえ、スプラ遊んでますか、という話をする。もちろん必要に駆られて「今日はこういう話をする必要があります」とやることはあるが、それは例外的なものだ。まあ別に仕事の話はいったんいいじゃないですか。仕事の話をするMTGはそれはそれとして設定してあるでしょ。そうじゃなくて、その合間にあるもの、行間にあるもの、冬の空気に吐いた白い息みたいなものの話をしたほうがいいんじゃないですかね。仕事の話は、それが終わってからでいいんじゃないですか。

という話をしたら、フジイさんは「長山さんの言いたいことはわかるけど、それじゃあ伝わらないんじゃないですか」と言っていた。わたしの言葉は、大抵の人に伝わらないのだ。

休日

ピクニック
  • サンドイッチを作り、熱いルイボスティーを入れて、水元公園へ行く。少し遠いが、都内有数の広さで空が広く、行く価値がある。
  • BLT、たまごサンド、いちごサンド。具を挟む前に食パンをバターで焼き、膜を作ってやるのがポイントだ。
  • 楽しく食べ、歩き、帰ってきて犬をシャンプーしたら眠くなって、ぐうぐうと寝てしまった。結果、12時間ほど寝ていたようだ。我ながら驚く。
愚痴
  • 某市場にミルクハニーを出店するのだが、出店までの道のりが非常に煩雑で困っている。やれやれ。。。
ペイント
  • 今度参加するウォーハンマーの大会の最初のマッチアップが発表された。所詮はブラックテンプラーらしい。
  • 通常のスペースマリーンと異なり、FNP6+++が付く。マーシャルが合流して強化をつけるとFNP5+++。かなり硬い。
  • どういうスタッツの相手なら一発でキルできるか、をきちんと理解しておかなくてはならない。

仕事が本格化

仕事が本格化
  • いよいよ仕事が本格化してきたので、日中の思考の多くが仕事に取られている。
  • 昨年テスト的に始めたツール事業を今年は黒字化に持っていきたいので、プロダクトを磨きながら、マーケティングやセールスを効果的にやらなければならない。
  • toB SaaS は誰かの問題を解決するためにある。その問題が、お金を払ってでも解決したい程度に大きなものであり、かつ、我々が作ったものがその問題をある程度解決できると信じられる時にのみ課金は発生する。だから我々は、今あるツールが「解決できる問題を、ちゃんと解決できること」、そして「その問題をお金を払ってでも解決したいと思っている人にそれを届けること」を両方やらなくてはならない。我々が投下するコストが、そういった人々が支払ってもよいと感じる金額の総体よりも小さくなるとき、初めて利益が出る。
  • さて、どこまでいけるだろうか。
2024 Planning
  • 2024年、我々はどこまでいけるだろうか。何をなすべきだろうか。1年のロードマップを作るということは、今年、どういった存在であるか、どういった存在になりたいか、ということを自らに問うことに等しい。