The Decisive Strike

Pulvis et umbra sumus.

2020年の Splathon へ向けて

この記事は、Splathon Advent Calendar 2019 のための記事として書かれたものである。

Splathon は、日本最大の Splatoon 社会人コミュニティであり、それが主催するオフライン大会の名称でもある。コミュニティ内部では様々な Splatoon 以外の「部活」も存在し、肉を食う会や日本酒会、ポケモンガチ勢による大会やボドゲ会なども定期的に開催されている。毎日のようにプラベが立ち、ダメな社会人や社畜によるイカ墨のかけあいが行われている。そしてこのアドベントカレンダーも、コミュニティ内部で行われているイベントの一つである。遅くなって本当にごめんなさい。エネルギー切れで諸々文章を書く能力がダウンしていたのであるよ。

2019 年の Splathon ハイライトといえば、いかずち主催の Middle League や、Rookie League、eXtreme などのウデマエ別リーグがとても盛り上がったことだろう。企業の枠組みを超えて、似たような腕前同士で戦うことによって、互いに切磋琢磨することの楽しさは、Splathon にさらなる盛り上がりを与えたと言って良い。Rookie から Middle へ、そして Middlenai、eXtreme へと、リーグの階段を駆け上がっていく楽しさは、今までコミュニティになかったものだ。

そう言った腕前別リーグに加えて、低温調理からゆるキャンまで、様々な催しや、ゲーム以外の趣味も手広くカバーする Splathon ではあるが、一方でその本義はやはり企業チームによる Splatoon 対抗戦大会にあると私は考えている。

個人的にはここにある程度のこだわりを見せつつ、2020年も、オンラインでもオフラインでも、企業対抗戦大会を開催していきたい。まずは現在好評開催中のオンライン大会、 Spladder #4 をしっかりと終わらせる。参加チームは 39 を数え、どのディビジョンでも非常に白熱した、盛り上がる試合が行われている。もし Splathon 内でまだ参加していない企業チームがあれば、ぜひ参加して欲しい。

2019 年後半には、個人的には初めてのオフライン大会専任スタッフとなった Splathon #11 が開催された。言い出しっぺとして私がイベントオーナーをやらせてもらったが、実質的にはみーくん(Splathon #10 オーナー)が作り上げたインフラをベースとしてぼーりー(運営D)・ぼっくす(コミュニティオーナー)と専属スタッフ陣が素晴らしい動きをして回したものだ。深い感謝を再度あらわしたい。(Splathon #12 でオーナーをやってみたいという方も鋭意募集中だぞ!)

Splathon #11 は大きな成功だった、と言って良いだろう。参加者満足度は非常に高く、改善点はもちろんあるものの、オフラインのコミュニティイベントとしての Splathon は一定程度の完成を見たと言って良いと思う。配信、卓運営、フード、諸々、Splathon 初期に比べると非常に洗練されたものとなった。

また、オンラインの Spladder #4 の方も、様々なルール改定を経て、バランスのいい大会となってきたと評価して良いだろう。Splatoon 2 のアップデートの頻度が落ち、Splatoon 3 が出るまでの間、Splathon もこれ以上大きな変化を起こしていくというよりかは、安定期に入ったと言っても良いと私は考えている。

では、次は何をするべきだろうか。2020年、単に既存のイベントや大会を回していくだけでも十分に面白いと考えられるが、個人的に興味があるのは、オンラインとオフラインの大会のより緊密なコラボレーションである。

完全にコラボレーションをするなら、例えば、ワールドカップ方式がありうる。Spladder の結果をベースに、上位NチームがSplathonに出場する優先権を得る。シーディングも同様に行われ、上位チームであればより有利なグループに入ることができる。グループの上位Mチームが決勝トーナメントに進出する。そう言った形式をうまく作ることができれば、どちらもかなり盛り上がりそうで面白い。観戦や勝敗予想も捗る。そこまで徹底せずとも、例えば上位チームには優先的に登録することができる、のような運用もできるだろう。うまくいく形がなんなのか、考えてやると楽しそうだ。

ウデマエ別リーグのさらなる展開も見てみたいし、久々になんの縛りもないフリーのオンライン・リーグ (SOL) もあると面白いだろう。「やる」と言いつつまだやっていないイベントだってたくさんある。このコミュニティには、まだまだ面白くなるポテンシャルが、いくらでもある。

2020 年も、Splathon をイカ、よろしく〜!